2年目の振り返りと3年目の目標

2年目は2024年2月から第1・3土曜診療をスタートさせました。

土曜やってないですか?のお声があったことや、自分や家族が患者として受診するときには土曜診療してるところは受診しやすくてありがたいなと思っていたので土曜診療をしたいなと思っていたけれど、そのままになっていたのを、とうとうスタートさせました。

スタートにあたっては、自分が疲れきってしまわないか?が懸念点でした。

やはり開始してしばらくすると少しバテ気味になってきたのですが、そこにスタッフが出勤できない事情も出てきたので、思い切って火曜午後を休診にすることにしました。

結果これは良かったなと思っていて、書類仕事が結構あるのですが、火曜午後に書類作成の時間が取れて余裕ができました。

電子処方箋については、ようやくこの10月から開始できるようになりました。

余談ですが、この電子処方箋を導入するにあたって、医師のHPKIカードという物を取得しないといけませんでした。このHPKIカードというのはクレジットカードサイズの顔写真入りの資格証です。これまで、正式に医師の資格を確認するものは、賞状のようなでっかい紙製のものしかありませんでした。

緊急時や被災地に、あんな大きな免状を持ち歩けるわけがないので、以前に被災地で医師を名乗って活動し、助成金を申請した人物もいたようです。カード型の資格証明証ができたことで持ち歩きしやすくなり、こういった なりすましも防げることとなりそうです。

このHPKIカードの申請してから入手までに、とても時間がかかり、結局6ヶ月くらいはかかったように思います。(今はもう少し早いようです。)カードを入手した後も、電子カルテ業者が電子処方箋対応が始まっていなかったので、電子処方箋の導入が保留となっていました。

そしてやっと電子処方箋をスタートできることになりはしたのですが、

オンライン診療をしていてAmazonファーマシーでお薬を送ってもらいます、というような場合であれば電子処方箋が必須になってきますが、対面診療のみで結局院外薬局で受け取っているのであれば、おそらくあまり利用される方は今のところほとんどいないと思います。

ただ、医療DXということで、いろいろシステムのネットワークを活用していこうという流れが国の方針として推奨されているので、対応できるように整えていっています。

脱線しましたが、3年目です。

目標というか、どうしていきたいか、ということですが、何より一番は、来てもらった患者さんに「来て良かったな」とか、「治療で具合が良くなった」と思ってもらえることです。

悩み事があって、わざわざ時間を作って来てもらって、信頼して話もしていただいて、医療費もご負担いただいて、治療に取り組んでもらっているので、良くなったと、悩みが少し軽くなった、苦しさが小さくなったと感じて欲しい、そういう医療にしていきたいです。それは当初から変わらないことですが、改めて思っています。

あと、なるべく待ち時間が発生しないようにしたい。

今、再診を30分に2人でお取りしています。いっとき30分で3人にしたことがあったのですが、待ち時間がとても発生してしまったので、2人に戻しました。

それでも待ち時間が出てしまうことがあるので、あらかじめダミー患者の予約を入れておいて途中に調整できる時間を作ったりもしています。

ここも、予測はしにくいのですが、何か他に工夫できないか考えるところです。