精神科のお薬について

精神科で出すお薬について書いていこうと思います。

(このブログは分かりやすさや受診・投薬に対する安心感を持っていただくことを目的として作成していますので、専門的な事を知りたい方は詳しい本をご参照ください)

脳の活動というのは、神経伝達物質というものが関わっています。

神経伝達物質ってなに?というと、

神経の細胞と細胞の間で働いて、電気信号を伝える役割をしているものです。

「アドレナリン」「ドパミン」「セロトニン」などの名前を聞いたことがあると思いますが、

これは代表的な神経伝達物質です。

ここがうまく働かないと、気分の問題が生じたり、幻覚などが生じることもあります。

なので、精神科で扱うお薬は、この神経伝達物質のバランスをとるものが多いです。

どうやってバランスをとるかというと、

とても簡略化して、イメージだけ持ってもらえればと思って書きますが

家に、たくさんの入り口のドアがあって、

お祭り騒ぎの人たちが入ってくるドアや、お葬式帰りのシーンとした人たちが入ってくるドアがあって、

ドアの開け閉めの種類や頻度で中の雰囲気を変えている、そんな感じです。

そのやり方に様々な種類のものがあるので、薬を使い分けていると考えてもらったらいいです。