睡眠薬 ラメルテオン(ロゼレム錠、ラメルテオン錠)

ロゼレム錠、ラメルテオン錠などの名前で取り扱われている不眠に対するお薬について記載します。

脳の真ん中くらいの位置に、8㎜程の大きさの松果体という場所があります。そこからメラトニンというホルモンが出ています。

メラトニンは光の刺激があると量が減り、暗くなると量が増え、交感神経を抑えたりすることで眠気を生じさせる働きをします。

そうして、夜になると眠くなって朝になると自然と目が覚めるという、一日ごとに繰り返されるリズムを作り出しています。

ラメルテオンというお薬は、このメラトニンと同じような働きをして自然な睡眠を促します。依存性がほぼなくて、ふらつきなどの副作用も出にくいので高齢の方にも使いやすいお薬ですが、眠気を生じさせる作用が弱いと感じる方もいます。

効果が出るのにしばらく日数がかかる人もいます。

また、フルボキサミンというお薬と一緒に飲むと濃度が高くなるので一緒には飲めません。