適応障害

はっきりと確認できるストレス因に反応して、ストレス因が始まってから1-3ヶ月以内に気分の落ち込みや不安感など様々な症状が起きて、職業的・社会的に障害が起きている場合に適応障害の診断が考えられます。ストレスとなる出来事が無くなってから、通常はおおよそ6か月以内には症状が無くなります。

適応障害のストレス因は対人関係の悩みや健康上の問題、経済的な問題などが一般的ですが、ストレスとなる出来事の質や強さに決まりはありません。

とてもショックなことがあって、感情がなくなってしまったようになったり、ショックな場面が急に思い出されるようなフラッシュバックがあったり、トラウマの元になったものを避ける、不安、不眠、驚きやすい、などの症状がある場合には、急性ストレス障害(ショックな出来事から1ヶ月)あるいは心的外傷後ストレス障害(ショックな出来事から1ヶ月以上)の診断になることもあります。

治療としては、ストレスから受ける障害を少なくするにはどうしたらよいかを考え、ストレスへの対処法を身に付けることが大事です。薬物治療も場合によっては行いますが、治療の中心ではありません。

職場で負担が強い状態を強いられて、不調をきたして受診し、適応障害であることがわかることがしばしばあります。そういった際には、環境調整を職場と相談していただく必要があります。また、場合によっては休職などの制度を利用して休養をとるなどを考えていきます。

休職の制度は会社によって扱いが異なりますので、可能な期間や休職中の給与についてなど(保険による傷病手当金の利用を考える場合もあります)確認が必要です。