高照度光療法 〜ブライトライト導入しました〜

光の刺激を受けるとセロトニンやメラトニンの分泌が促進されます。(セロトニンはメラトニンの原料です)

セロトニンは気分を安定させる働きがあり、メラトニンは夜間に自然な眠気を引き起こす働きがあります。

そのため、うつ状態や不眠の方に日中は外に出て陽の光を浴びることをお勧めしています。

でも、

・だるくて行けない

・雨が降っている、寒すぎる、暑すぎる、日焼けする

・近所の人の目が気になる

など、外出が困難なこともしばしばあります。

そんな時、高照度光療法を試してみてはどうでしょうか。

高照度光療法とは機器を用いて、高い照度の光を20分〜2時間程度浴びる治療法です。主に午前中に行います。一回だけではなくて、続けて行なっていくものです。

うつ病(特に冬季うつ病に対する光療法は薬物療法の有効率とほぼ同等とも言われています)や起立性調節障害、睡眠障害(睡眠時間が前後にズレる、高齢者の不規則な覚醒なども)などに効果が期待できます。

時差ぼけにもいいとして海外から来られた方のためにホテルオークラでも用いられていたようです。

治療に適さないのは、躁状態になる可能性の高い方などです。(冬季うつ病の方は双極性障害である場合も多いので注意が必要です)

副作用としては、頭痛、眼精疲労、倦怠感、いらだち、吐き気、めまい、不眠などがみられることがありますが、副作用のために光療法が中断になることはごく少数です。

この高照度光療法が行える機器(ブライトライトME+Pro)を一台導入しました。

(注:ブライトライトは医療機器ではありませんが、大学病院をはじめ全国600以上の医療機関や施設に納入されています。販売元サイト:https://brightlight-store.ovtp.net

当クリニック通院患者さんであれば無料でお試しいただけますので、お気軽にお申し付け下さい。

機器はブライトライトME+であれば一般販売されていますが、42800円ほどするので、購入前に当院で試されると良いと思います。

(当院で販売はしていません。この会社と特別な関係はなく、機器が売れても特に私に金銭的な利益が入ることはありません)

また、当面は一回だけではなくて、複数回・連日受けに来ていただくことも可能にしようと思います。(お試し利用したい方が増えてきたら変更するかもしれません)通って光を浴びて下さい。再診で反応を見ていきます。

参考:改訂版 精神科・わたしの診療手順「高照度光療法が適応となる患者」