広場恐怖症

すぐに逃げ出せない状況や場所、例えば

・交通機関(電車やバス・自動車など)を利用する時

・とても広い場所にいるとき

・すぐに出られない囲まれた場所にいる時

・すぐに外に出ることのできない列にいる時

・家の外でひとりでいる時

などの複数の場面で、ほとんどいつも強い不安感を感じているために、そういった状況を避けるようになって生活に支障が出ている状態が、半年以上続いているときなどに、広場恐怖症という病名を考えます。

若い女性に多い疾患です。

治療はSSRI(セロトニンを調整するうつや不安の薬)や抗不安薬(即効性のある一時的に症状を緩和する薬)を使っていきます。

また、 お薬以外の治療として、不安の軽減のために呼吸法やリラクセーション法を行ったり 認知行動療法として、避けている場面に 暴露して少しずつ慣れていくということも行っていきます。 これも以前ブログ記事でご紹介した不安階層表を使ったりします。

参考:DSM5